「お客様にも、スタッフにも、居心地の良いお店を」(株式会社若鯱家 店長 神谷さん) ――あの名古屋飯でおなじみのカレーうどん専門店、「ちゅるちゅるうまうま~♪」でお馴染みの『若鯱家』の店長さんにインタビュー!本記事を読めば、飲食業界未経験でも安心してチャレンジできることや、飲食業ならではのやりがい、そして仕事と家庭の両立が本当に可能なのかがリアルに分かります。インタビューを読み終えた後には、「自分でも飲食業界でやっていけそう」「働く楽しさや充実感がイメージできた」と自信を持てるはず。今回お話を伺ったのは、若鯱家歴14年、新卒入社で現在エスカ店と東山動物園店の2店舗を任されている神谷さん(36歳)。カレーうどんにチーズをトッピングし、最後はご飯を入れて楽しむのが大好き!そんな明るく気さくな店長さん!
学生アルバイトから店長へ。
社員になった理由は、「居心地の良さ」。
ー神谷さん、今日はよろしくお願いします!
神谷さん:よろしくお願いします!
ー今は具体的にどんなお仕事をされているんですか?
神谷さん:エスカ店と東山動物園店の2店舗で店長をしていて、ホールやキッチンに立ちながら、スタッフのシフト調整や売上管理、教育など店舗運営全般を担当しています。店長歴は8年くらいですね。
ーアルバイト時代に社員になろうと思ったきっかけは何ですか?
神谷さん:当時の店長やマネージャーがとても面倒見がよくて、失敗しても「最初はそんなもんだよ!」とフォローしてくれたり、勤務後にご飯に連れて行ってくれたり。その居心地の良さに惹かれて社員になりました。
ーそこまで面倒見がよくて温かい環境だと、「ずっとここで頑張ろう!」って自然と思えますよね。神谷さんが今、店長としてスタッフさんに対して温かいフォローをされている理由も、その時の経験があるからなんですね!
家族との時間もしっかり確保。
『今日、パパと動物園!』を実現できる働き方
ー社員になってから働き方に変化はありましたか?
神谷さん:アルバイトの頃ほど気軽には休めなくなりましたが、自分から積極的に調整すれば問題なく休めます。休みの日は奥さんと予定を合わせて、家族で東山動物園に出かけたり、大型ショッピングモールに子どもと遊びに行ったりしています。半休も活用して、子どもが起きている時間に帰ってお風呂に入ったり、平日でも家族との時間が意外と取れるんですよ。
ー家族との時間がちゃんと取れているのは安心ですね!お子さんと遊ぶときはどんなことをしているんですか?
神谷さん:子どもが動物好きなので、動物園で動物を見たり、ふれあい広場で動物と遊ばせたりしてます。あとは、モールの中の遊具広場で遊んだりして、一緒に楽しんでいます。
ーお子さんとの思い出がしっかり作れていて素敵ですね!他の飲食店では、営業時間が長かったり、休みの希望が通らなくて、家族との時間をなかなか取れないという話もよく聞きますが、御社では、神谷さんのように仕事と家庭、どちらも大切にできる環境が整っているって、長く働くうえでとても大きなポイントですね!
若鯱家で働くやりがいとは
営業職にはない、飲食ならではのやりがい
ー店長をやっていて、やりがいを感じるのはどんな時ですか?
神谷さん:やっぱり、お客様から直接「美味しかった!」「また来るね」って言ってもらえる時ですね。目の前で笑顔をもらえる瞬間が一番うれしいです。
実は、昔ちょっとだけ「営業の仕事ってどうなんだろう」って思ったこともあったんです。でも、飲食って“売る”というより“求められて応える”仕事なんですよね。営業職はノルマや数字がどうしてもつきもので、お客様に喜んでほしくて頑張ってるのに、押しすぎてしまって逆に嫌がられてしまうこともあるって聞きます。
でも、飲食はその逆で、すでに「食べたい」「ここに来たい」って思って来てくれているお客様に、丁寧に接して、求めているものを提供するだけ。だから、自然と「ありがとう」がもらえるし、こちらも気持ちよく接客ができるんです。
ー“無理に売り込む”というより、“求められて応える”ってすごくしっくりきますね。
神谷さん:営業が苦手な人でも、人を喜ばせたいって気持ちがある人には、飲食って本当に向いてると思いますよ。お客様との距離も近いし、自分の接客や一言で相手の表情が変わるのがリアルに見えるんです。それってやりがい大きいですよ。
ーたしかに、求められていることに丁寧に応えて、目の前で「ありがとう」が返ってくるって、すごくシンプルだけど、すごく嬉しいことですよね!数字じゃ測れないやりがいが、飲食の現場にはたくさん詰まってるんですね!
「あの子、成長したなぁ」と感じる瞬間が、何よりのご褒美
神谷さん:やっぱりね、スタッフの成長を間近で見られるのも、店長をやっていて嬉しいことの一つ。例えば、最初に入ってきた時は「いらっしゃいませ」が小声で、手も動かず緊張しっぱなしだった子が、3ヶ月後にはお客様の様子に気づいて「お水おかわりいかがですか?」って自分から声をかけてたりするんですよ。忙しい時間帯に「ここ私いきます!」って、1人で回してくれるようになったりすると、「あぁ、頼もしくなったなぁ」って本当に感動します。
ーその変化、間近で見られるのは本当に嬉しいですね!
神谷さん:はい。僕は基本的に、スタッフを“管理する”というより、“育てる”っていう感覚で接しています。たとえば、何かできなかったことがあっても、怒るんじゃなくて「ここはどう思った?」「次どうしたらうまくいくかな?」って一緒に考えるようにしてます。中には、もともと「人と話すの苦手です…」って言ってた子が、今じゃ後輩を指導してたり、「自分も社員になりたいです」って言ってくれたこともあって、もう泣きそうなくらい嬉しかったです(笑)。
ーそれは嬉しいですね!人の成長を引き出せる環境って、それだけで貴重ですし、働く側としても「ちゃんと見てもらえてる」って安心感がありますね。
神谷さん:そうですね。だからこそ、僕自身ももっと頼られる存在になりたいし、誰が入ってきても「ここにいてよかった」と思ってもらえるようなお店をつくりたいなと思っています!
働きやすさの理由がここにある!若鯱家の3つの推しポイント
「ここで働いてよかった」と思える理由がちゃんとある。
ー改めて、神谷さんが感じる若鯱家の良いところベスト3をぜひ教えてください!
神谷さん:いいですよ!まずは、上司や先輩が穏やかで優しいところですね。他の飲食店だと、忙しい時間帯に声が荒くなったり、ピリピリした雰囲気になることも多いと思うんです。でも若鯱家は、そんな時こそ「落ち着いてやれば大丈夫」って声をかけてくれたり、ミスしても「誰にでもあるよ。次頑張ろう」って励ましてくれたり。僕自身、新人の頃はたくさん失敗して落ち込んだこともありましたが、そんな時にちゃんと寄り添ってくれたから、安心して成長できたと思います。
ーそれは素敵ですね。飲食の現場って、どうしても「厳しくて当たり前」みたいな空気がある中で、そういう温かいフォローがあると、人も辞めずに育ちますよね。だからこそ、神谷さんご自身も今、後輩たちに同じように接しているんだろうなって感じます。
神谷さん:そうですね。やっぱり、自分が助けてもらった分、今度は自分が後輩の力になれたらいいなって思っています。
ーいいですね!2つ目の魅力はどうですか?
神谷さん:スタッフの教育に裁量があることですね。たとえば、アルバイトさんの得意分野を見て、「盛り付けが丁寧だからキッチンを多めに」「接客が得意だからホールを任せよう」って配置を工夫したり、日々の業務の中でも提案をしやすい雰囲気を意識してます。以前、アルバイトの子が「こんなアレンジカレーどうですか?」ってアイデアを出してくれて、それを本部に共有したら、実際にメニュー化されて大ヒットしたんです。
ーそれはすごいですね!自分のアイデアがメニューになってお客様に食べてもらえるなんて、めちゃくちゃモチベーション上がりますね。アルバイトって「ただの補助」って思われがちだけど、ちゃんと意見を活かしてもらえると、働く側としても嬉しいですよね。
神谷さん:本当にその通りです。そういう経験があると、「自分の力でお店が変わる」って実感できて、みんなのやる気もどんどん上がっていくんです。
ー神谷さんのお話を聞いてると、スタッフ一人ひとりの個性や得意なことをちゃんと見てくれてるのが伝わってきますね。だからこそ、みんなが「自分の居場所がある」って思える職場になってるんだろうなと感じます!では、そんな若鯱家の魅力、3つ目は何でしょうか?
神谷さん:店舗ごとにオリジナルメニューを作れる自由度があることですね。特に東山動物園店は、立地もあってファミリー層が多いんですが、そのニーズに合わせて「ゴリラカレーパン」や「トラさんカレーライス」など、スタッフのアイデアから生まれた商品がたくさんあります。しかも、それをゼロから企画・調理・販売まで全部自分たちでやれるんですよ。
ーうわ〜!それは飲食の仕事の中でも特に“おもしろい”部分ですね。決まったことだけを淡々とやるんじゃなくて、自分たちのアイデアがダイレクトにお客様の反応に繋がるって、すごくやりがいがありますよね。他の店舗から来たスタッフさんが「ここ楽しい!」って言うのも納得です!
神谷さん:はい、僕自身も「やらされてる」じゃなくて、「自分で動いて、反応が返ってくる」感覚がすごく好きなんですよね。
ー「やらされてる」じゃなくて「自分で動く」って、本当に理想的な働き方ですよね。お客様に直接届けられる楽しさもあるし、自分たちで考えたものがカタチになるって、仕事の喜びがぎゅっと詰まってる感じがします。神谷さんのお話を聞いてると、「若鯱家って、ただ働く場所じゃなくて、“自分らしく活躍できる場所”なんだな」って心から思いました。こんな風に自分の意見や工夫がちゃんと活かされる職場なら、毎日がきっと充実しますね!
一緒に働く未来の仲間に伝えたいメッセージ
未経験からでも絶対に大丈夫!
ーたくさんいいお話を聞かせていただき、ありがとうございました!最後に、これから若鯱家で働いてみようかなと考えている人に向けて、神谷さんからぜひ熱いメッセージをお願いします!
神谷さん:わかりました!まず、飲食店って、正直ちょっと難しそうだな…って思う人もいるかもしれないけど、全然そんなことないですよ!って伝えたいです!僕だって、最初は料理のことも接客のことも何も知らない学生アルバイトでしたし(笑)。
ーえっ、そうだったんですか?今の姿からは想像できないですね…!
神谷さん:ほんとに何もできなかったですよ(笑)。でも、店長や先輩たちが本当に丁寧に優しく教えてくれて、「あ、意外と楽しいな!」って思いながら自然に仕事を覚えていけました。
初めての職場って、やっぱりすごく不安だと思うんです。僕自身、学生の頃に初めてシフトに入った日なんて、もう緊張しまくりで…。
ーその気持ち、すごくよく分かります。初日は「何からしていいか分からない…」ってなりますよね。
神谷さん:そうなんですよ。でも、その日に先輩が笑顔で「緊張しなくていいよ、大丈夫だから!」って肩を叩いてくれたんですよ。それがすごく心強くて、今でも鮮明に覚えてます。だから、僕も新しい仲間が来たら、必ず自分から声をかけて、安心してもらえるようにしてるんです。
ーそうやって、自分がしてもらって嬉しかったことを次に繋いでいく姿勢、すごく素敵です。
神谷さん:ありがとうございます。実際、飲食の仕事ってシンプルで覚えやすい作業が多いんですよ。お客様に笑顔で「いらっしゃいませ!」って言ったり、料理を丁寧に運んだり、そこからスタートするだけでいいんです。毎日少しずつでも成長を感じながら働けると、自分自身の自信にも繋がるんですよね。
ーたしかに、「できることが増える」って毎日の達成感にもなりますよね。
神谷さん:忙しい時でも「ちょっと手伝って!」って言えば、すぐに誰かが助けに来てくれますし、どんなにバタバタしてても、最後はみんなで笑いながら「やりきったね!」って言い合える環境ですよ。
ー素晴らしい職場ですね。忙しい時ほど、そういう雰囲気があるかどうかって大事ですもんね。
神谷さん:だからもし、「飲食業に興味あるけど、自分にできるかな…」って迷ってる人がいたら、ぜひ勇気を出して飛び込んでみてほしいんです。若鯱家には、あなたが安心して成長できる環境が整ってますよ!僕たちスタッフ一同、心から歓迎します!一緒に楽しく働きましょう!絶対に後悔させません!
ー神谷さんのお話を聞いていると、本当に若鯱家が好きで、スタッフの皆さんを大切にされていることが伝わってきました。ここまでスタッフ一人ひとりのことを親身に考えてくれる店長さんがいるって、とても心強いですね。きっとこれから働こうと思っている方も、神谷さんのような頼れる店長の下なら安心してチャレンジできると思います。今日は、心温まるエピソードと熱いメッセージをたくさんありがとうございました!
まとめ
神谷さんのお話から伝わってきたのは、「飲食業=ただ忙しい仕事」ではなく、「人と人とのつながりを大切にしながら、自分らしく成長できる仕事」だということ。アルバイトからスタートし、14年という年月を若鯱家で過ごしてきた神谷さん。
その背景には、ミスを責めるのではなく寄り添ってくれる先輩たち、意見を受け止めてくれる職場の風土、家族との時間を大切にできる働き方…と、“人に優しい職場”であることがわかりました。そして、今度は自分がその“優しさ”を次の世代に手渡していく立場に。
後輩を見守り、育て、頼れる存在として背中を見せる姿は、「自分の仕事が誰かの成長を支えている」という実感に満ちています。若鯱家は、ただ働く場所ではありません。「自分のアイデアが活かされる喜び」「誰かと一緒に頑張る楽しさ」「自分の成長をちゃんと感じられる毎日」がある場所。
そして、未経験からでも一歩を踏み出せる安心感が、ここにはあります。「やってみたいな」「ここなら自分も頑張れそう」。そう思ったあなたの、その直感はきっと間違っていませんよ!